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何者でもない私が、誰かの心を動かすまで

2021.11.07 INTERVIEW ライター
小俣 理歩(2015年入社)

「書きたい」気持ちを、無視できなかった

――入社までの経歴は?

もともと読書や文章を書くことが好きだったため大学時代の就職活動では出版社を志望していたのですが、残念ながら採用にはいたらなくて。最終的にある音楽教室への入社が決まり、それから3年ほどコンサートの準備といった運営面の業務を担当しました。しかし時間がたつほどに「やっぱり文章にかかわる仕事がしたい」という想いがつのり、もう一度だけ挑戦してみようと転職活動を始めたんです。

――当社に応募したきっかけは?

最初の就職が希望通りにいかなかったこともあり、その頃の私は「自分は特別ではないし、何者にもなれないんだ」という意識を強く持っていました。そんなとき、当社の採用サイトに書いてあった『平凡を自覚する人間がつくる、最強で最高のチーム』というビジョンを見たんです。まさか平凡なことが武器になるなんて思ってもいなかったので驚きましたし、同時にすごく救われましたね。「あきらめなくて良いんだよ」と背中を押してもらった気がして、すぐに応募ボタンをクリックしました。

 

たった一つの言葉が、逆境さえも覆す

――現在の仕事内容は?

歯科医院それぞれの特徴を簡潔にまとめた求人広告や、医院で実際に働いている方のインタビュー記事を主に執筆しています。どちらにおいても大切にしているのが、求職者がその職場で長く働く姿をイメージできる原稿を書くこと。求人に応募があっても、採用につながらなかったりすぐに退職されたりしては意味がないですよね。クライアントである歯科医院の魅力を単に羅列するのではなく、「その医院に合う人」に響く言葉へと変換していくのが私たちの役割なんです。そのためにはまずターゲットを深く知る必要がありますし、さらに読み物としても面白いもの、目を引くものを書かなければいけません。年々変化していく歯科衛生士学生や研修医のペルソナを読み解きながら、この医院にマッチするのはどんな人なのか、どうすれば興味を持ってもらえるのかを考えるようにしています。

――やりがいを感じるときは?

なんといっても自分が書いた求人広告に反響があり、採用が決まったときです。掲載してくださるお客様の中には、駅から遠い場所にあるなど求人としては少し不利な歯科医院も。院長先生はとても優しい方だし、歯科衛生士としての業務も充実しているのに、アクセスが不便だというだけで求職者の目に留まらない……そんな状況をいかにひっくり返すかが、ライターとしての腕の見せどころなんです。表現のしかたを少し変えただけで立て続けに応募が来ることもあり、つくづく奥が深い仕事だなと感じます。また求職者へのアンケートで原稿の感想をダイレクトにいただけるのも楽しみの一つ。「初めての就職を目の前にして不安でいっぱいだったけれど、この記事を読んで勇気が出た」というコメントを見たときは、目頭が熱くなりました。私が当社の求人を見て心を軽くしたように、自分が書いた原稿で誰かの人生を少しでも動かせたと思うと、こんなに誇らしいことはないですね。

 

新しい試みに出会うたび胸が弾む

――印象に残っている仕事は?

入社2年目のとき、新しい求人原稿のプランづくりに携わりました。それまでは待遇面や教育体制などを簡潔にまとめたものが主流でしたが、さらにマッチングの精度を高められるよう、ユーザー目線の原稿内容に一新したいと考えて。条件ではなく職場の雰囲気や本質的な魅力をより伝わりやすくするため、オリジナリティにあふれた広告づくりを始めたんです。例えば「仲が良い」という事実について具体的なエピソードをヒアリングし、それに基づいて原稿全体のテーマを設定。写真はあらかじめラフを描いた上で撮影を行い、文章も情緒的でキャッチーに作るという手の込んだものです。ライターとしての力量が試されましたが、その分とてもワクワクしましたね。また従来の原稿とはまったく異なる制作方法を採ったので、上司と協力し、受注から提案までのフロー作成やライティングのトーン・マナー設定、顧客への案内まですべて一から行いました。他部署との連携も踏まえながら、どうすればスムーズに進めていけるかを考えることで、組織の一員としても成長できたと感じています。あれから6年ほどたっていますが、当時作った広告を今でも掲載してくださっているお客様もいるんですよ。

――今後の目標は?

まずは当社求人への反響率100%を実現するため、よりライティングのクオリティーを上げていくことです。求職者理解を深め、お客様自身も気づいていない魅力まで言語化し、読み応えのある記事にする。そんな「クオキャリアに任せれば間違いない」と思っていただける仕事がしたいですね。また最近は求人以外のコラムや求人誌の巻頭に載せる著名人インタビューの執筆も任せてもらえるようになってきたので、これからさらに仕事の幅を広げていきたいです。そのためには文章力を向上させるのはもちろん、さまざまな分野の知見を深めることが不可欠。いろんな方向にアンテナを立てながら、自分の中の引き出しを増やしていこうと思います。