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業界の変化を捉え、未来につながる新たな価値の創造を

業界の変化に伴い、向き合うべきテーマや仕事の仕方も進化

-現在担当している業務を教えてください。

松原

私はフィールドクリエイター部という部署に所属していて、主に当社で制作している求人メディアの取材管理や動画メディアの企画編集を行っています。取材でご一緒する外部のカメラマンやライターとの調整、マネジメント業務のほか、私自身も取材や事前の打ち合わせに参加するなど、制作業務にも携わっています。

手嶋

私はHRD事業部とマーケティング部の兼務で、歯科医師を対象とした就活関連のイベント運営や自社メディアの予算設計、顧客分析などを担当しています。併せて、当社には直販の営業部隊があるので、関連する販促のキャンペーンを作ったり、施策を考えたりしていますね。

-お2人が入社したのはそれぞれ2012年、2014年ということですが、当時と比べた際に感じる歯科業界の変化、現在の特徴などはありますか?

中山

大きな変化の1つは、『予防歯科』の重要性が高まっているという点です。虫歯などの悪いところを治す”治療”だけでなく、健康な口の状態を保つための”予防”のニーズが広がり、それに伴い、歯科衛生士の需要も大きくなっています。もう1つの大きな変化は、歯科医院そのものの形が変わってきたという点です。かつては、家族で切り盛りし、開業場所は自宅の1階という歯科医院が一般的でした。ところが、現在増えているのは、歯科医師やスタッフを何人も雇い、診療部と事務管理部を組織して、経営者である理事長が複数の場所に歯科医院をつくる、このように法人化した歯科医院です。

-歯科医院のあり方が変化することで、クオキャリアにはどのような影響があると考えられますか。

中山

歯科医院がいわば『家業から企業』に変わっていく中で、私たちが提供するべきサービスやサポートの形、向き合うべきテーマもアップデートすることが求められます。ニーズの変化に合わせて、クオキャリアも進化し成長していく必要がありますね。

日々の業務で、社会の動きをダイレクトに感じる仕事

-お2人は、日々業務を行っている中で、そうした変化を感じることはありますか?

松原

そうですね。取材で実際に歯科医院を訪問した際に、院長先生や理事長からお伺いする人材に関する課題、悩みの内容は明らかに変化していますね。例えば、「人手が足りない」「人がほしい」という課題の本質は同じでも、どうやって採用するかという観点だけでなく、今いる人材をどう育てるか、どう離職を防止するか、キャリアプランをどう組み立てるかなど、まさに企業の人事部のように関心が広がってきているんです。メディア制作をする立場としても、お客様がどのような課題を抱えているか、その解決のために何を表現すべきか、常にアンテナを張っておかないと対応できないという緊張感がありますね。

手嶋

私が特に感じるのは競合も含め、多くの企業が私たちの業界にどんどん参入しているということです。例えば、ビジネスプロセスをアウトソーシングする会社や採用を代行する会社など、そうした業種が歯科業界にアプローチし始めています。歯科医院の法人化、企業化が進む中で新たなニーズが生まれており、そうして歯科業界に新たなビジネスが成り立っていく…、そんな大きな業界の変化を感じます。

仕事の醍醐味を感じられる、クオキャリアならではのやりがいとは

-仕事のおもしろさ、やりがいを感じるのは、どのようなときですか。

手嶋

私が担当しているイベントの集客やマーケティングは、突き詰めると「いかに人の心を動かすか」が重要となる仕事です。「求職者にイベントに行ってみようと思っていただくには、どうすればいいのか」、「クオキャリアに任せようと、経営者に感じていただくには何が必要か」。業界やニーズの変化をくみ取りながら施策を考え、それに対する反応を分析して新たな施策につなげていく、そうした刺激のある毎日が楽しいですね。また、国民皆歯科健診という、国民すべてに歯科健診を義務づける制度が議論されるなど、国の施策としても歯科に対する注目度が高まっています。私たちが今までやってきたことをこの機会にどう生かしていくのか、世の中にいかに大きな渦を生み出していくかという点でも、やりがいを感じます。

松原

私の部署は歯科医院の院長や理事長など、直接お客様と対面する機会が多いです。これだけ多くの組織の代表にお会いして直接お話を聞くことができる仕事は、なかなかないのではないでしょうか。クオキャリアの看板を背負って向き合う緊張感もありますが、お話ししてそれぞれが抱える課題や当社に対する期待を引き出すことができると、「やった!」という達成感があります。また、制作している記事や動画に対してダイレクトな反応をたくさん受け取ることができるのも、やりがいを感じる点ですね。主に求職者に向けた内容ですが、あの情報が役に立った、ここを取り上げた記事が良かったと、具体的な感想をいただくことが多いので、今のニーズに合わせた情報提供ができているかどうかの見直しにもつながっています。

-ありがとうございます。最後に、求める人材の姿について、改めて伺えますか。

中山

歯科業界は「変化がなく安定している」というイメージを持たれがちですが、実際は非常に変化に富み、新しい動きが次々と生まれています。ビジネスマインドの強い方にとっては、働く醍醐味を感じられる、そんな世界だと思います。私も含め、もともと歯科そのものに関わりがあったという社員はいません。求めているのは歯科のエキスパートではなく、自分たちで社会を変えることができると実感したい方、そこに携わることに意味を見出し、考え、行動したいと思える方です。私たちクオキャリアの仕事に興味を持ってくれた方たちと、ぜひ一緒に働きたいと思います。

中山 豊(代表取締役)

【経歴】

上智大学文学部史学科中退、早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業。上智大学には日本経済新聞奨学生として進学。早稲田大学では大隈重信奨学金、小野梓奨学金を受給。家庭用衛生機器を扱う訪問販売企業の営業職としてキャリアスタート。大手通信系営業会社、大学学術系出版社を経て、資格取得講座や法人研修を企画運営する大手教育系企業に入社。新規事業開発部門の責任者、執行役員を経て、独立。2006年に株式会社クオリア・リレーションズ(現クオキャリア)を設立し、代表取締役に就任。

松原 秀樹(フィールドクリエイター部マネジャー)

【入社年】
2012年
【経歴】
大学在学時に父親が他界。大学を中退し、父親の勤めていた会社へ入社。その後、当社へ入社。入社当時は従業員数が十数名程度だったこともあり、制作業務や新卒採用のリクルーター、イベント事業の立ち上げなど様々な業務を経験。2018年より動画メディア部門の立ち上げに従事。現在は映像のみならず取材全般の管理を行う部署で全国の歯科医院に赴き、取材や経営者への採用戦略の提案などを行っている。

手嶋 達也(マーケティング部 兼 HRD事業部マネジャー)

【入社年】
2014年
【経歴】
中央大学商学部を卒業後、食品卸メーカーに新卒入社。飲食店向けのルート営業を数年間経験した後に、当社へ入社。当社には企画営業として入社したが、本人の適性・事業戦略から他部署へ異動。その後、新規事業の立ち上げなど様々なことに挑戦しながら、自身の強みや特徴を活かせることを見つけ、現在はマーケティング部とHRD事業部のマネージャーという二足の草鞋で奮闘中。